電脳九龍城とは

いつからあるのか、誰が作ったのか、「それ」はいつのまにかそこにあった。
中津国で最大の街、六つの大通りが重なり出来ている街シックスストリートより北30km程離れた、貧民街の外れに、それは静かに佇んでいる。
誰がそう呼び出したのかはわからないが、それは中津国では「電脳九龍城」と呼ばれていた。
最初は、シックスストリートができるもっと以前、まだ混沌とした中津国で、大小さまざまな領地争いが繰り返されていた時代に建てられた、兵士たちの駐屯城であったとも言われているが、真相は定かではない。
なにしろ、その建物がいつから存在していたのか、どうしてそこにあるのか、誰一人として知らないのだから。

電脳九龍:上層


  • 最終更新:2013-12-20 00:48:22

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